何か楽器を演奏できるようになりたい!と考えた時に、フルートはどうだろう?と思った方も多いのではないでしょうか?
フルートは気軽に持ち運べて、ソロ演奏や仲間とのアンサンブル、吹奏楽やオーケストラに入ったりと様々な楽しみ方があります。
実際に始めるときに、何歳から吹くことができるのか?について、フルートのサイズの面から考えてみました。
0から3才
この頃はまだフルートを吹くのは難しいです。一般的にフルートは金属で出来ていて重さがかなりあり、楽器を持つための力や、キーを押さえるための指の長さが足りない、肺活量も少ない等、様々な理由があります。
生後10ヵ月での演奏
こちらは、フルートに似ていますがtootという楽器で、プラスチック製です。
頭部管の周りのゴム部分をかじってしまいました。
フルートのようにアンブシュアを作らなくても、咥えて吹くと音が出るようなオプション付きのリッププレートを付けています。
落としたり投げたりと様々な事が起こります。
4才から小学5年生
4才から小学5年生というくくりは非常に幅が広いですが、一般的な大人用のフルートに対して、子ども用のフルートを使う時期として区切ってみました。
幼児用フルート
幼児用フルートは、子ども用のU字管フルートを更に軽くするために、トリルキーや低音のC、♯Cのキーを省いたり、指が届くよう補助キーになっていたりと幼児用に特化したフルートです。
子供用フルートではまだ重い、指が届かないという方向けの楽器です。
値段は10数万円と少し高めで、大きくなると子ども用フルートに買い替えとなります。
通常のフルートより出せる音が少ない為、手が届くようになり次第、子ども用フルートへ移行するのがお勧めです。
子ども用フルート〜U字管フルート〜
幼児用フルートは、フルートの胴体部分も含めて設計が幼児用になっているのに対して、子ども用フルートは本体は同じで頭部管の形がUの字に曲がっていて、指が届きやすくできています。
頭部管がUの字に曲がっていることから、U字管フルートと呼ばれています。
U字管フルートは横の長さが短くコンパクトに収まるため、大人数で舞台のスペースが狭い時に使うと、大人が子ども用フルートを使って合奏に参加したりもできます。
U字管フルートで実際に参加してみました。(U字管フルート写っていますが小さすぎて発見は困難です)
小学5年生以降〜大人
小学校高学年
中学生になれば、部活で吹奏楽部に入りたいと考えている方が、それまでにある程度吹けるようになっていたいと考えて小学5・6年でフルートを始めるというケースが結構あります。
この時期に始められる場合は、ちょうど子供用・大人用の境目になる為、フルートを購入する時どちらを買うのか?で迷う方が多く、実際に楽器屋さん等で試してみるのをお勧めしています。
中学生以降
吹奏楽部に入ったのをきっかけに始める方はとても多く、自分もその一人です。フルートは本気にさえなれば、数年でかなり吹けるようになっていきます。
まとめ
フルートを始めることのできる年齢は4才くらいからで、年齢によって幼児用フルート、子供用フルート、大人用フルートと選択する楽器が変わってきます。
体格によって個人差が出てくるため具体的に何歳とは決まっていませんが、大人用フルートは中学生から(小学5・6年からでも可)となります。